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目をふせる










  目をふせるのは

  逃げるのではなく
  立ち向かう

  心を ととのえるため



by mizuki-100 | 2009-01-27 17:42 | すみれの花冠(てのひら詩)

1月のヒヤシンス







  窓辺のヒヤシンスは ゆっくり
  おひさまを浴びているのに のんびり
  おひさまを浴びているから のんびり

  キッチンのヒヤシンスは もりもり
  おひさまから遠いのに ぐんぐん
  おひさまから遠いから ぐんぐん


  ふたつのヒヤシンス
  それぞれのはやさで、ひらいてゆくよ





by mizuki-100 | 2009-01-27 16:03 | すみれドロップ(子どもの詩)

冬ごもり



  白い森の 奥ふかく
  冬ごもりしている動物たちを想う

  思い惑わず 誰にも会わず
  しずかに、しずかに 
  春がくるのを待っている

  もうすぐ春 もうすぐ春
  と 空がおしえてくれるまで

  思い惑わず 誰にも会わず
  しずかに、しずかに
  ときには人も冬ごもりするといい

  それはたとえば
  ちぎれそうな心を守るために
  ふたたびの力が満ちるように

  もう大丈夫 もう大丈夫
  と 心やわらかに始動するまで



by mizuki-100 | 2009-01-27 15:50 | すみれ色の午後

彼方



  空と
  海の
  あいだには
  神様がいる
  という

  彼方
  を
  みつめるのは
  そのためです

  彼方
  を
  みつめた人は
  やがて、現在
  を
  みつめます

  にほんの
  足と
  ひとつの
  心を

  目を
  細めることなく



by mizuki-100 | 2009-01-22 08:17 | すみれ色の午後

冬木立




  とくとく とく
  大地の音に耳を澄ませて

  とくとく とく
  かたい冬芽が吸いあげる

  とくとく とく
  枝先までみなぎるいのち

  春 まだ遠い空の下
  冬木立
  流れる雲を見つめている
 
  とくとく とくとく
  空へ空へと立ちのぼる
  これは希望の音だよ
  地球を抱きしめる音だよ
  
  



by mizuki-100 | 2009-01-12 14:41 | すみれ色の午後

空には さわれない




  うーんと 手をのばせば
  空に届くような気がしたけれど
  ちっぽけな わたしは
  とても空には さわれない

  けれども 草も花もあの大木も
  とても空には さわれない

  せいたかのっぽの あのビルも
  とても空には さわれない

  この世界にあるものは
  みんなみんな ちっぽけだから
  うーんと 背伸びして
  みんな生きているんだよ


  だいじょうぶだよ。




by mizuki-100 | 2009-01-05 19:33 | すみれドロップ(子どもの詩)

はじまり




  どれほど
  世界が広くても 
  始まりはいつも
  あなたの中にある

  どれほど
  遠くを目指しても
  始まりはいつも
  あなたの一歩から

  人はそれぞれ
  自分の中に
  自分だけの始まりを
  持っている



by mizuki-100 | 2009-01-05 09:54 | すみれドロップ(子どもの詩)

春の空



  春の空から ひらひらと
  すみれの花が降ってきた

  あかるく淡い 春の空に
  すみれ色はよく似合う
  と 思いながら
  ずっとずっと
  空ばかり見あげていた

  すみれの花言葉は「誠実」

  心に偽りなく まっすぐ
  大切な人に ものに
  向き合っているだろうか

  真実という言葉の中に
  在る ほんとうから
  目をそらしていないか

  春の空はおしえてくれる
  立ちどまることを
  それから 省みることを



by mizuki-100 | 2009-01-03 11:35 | すみれ色の午後

約束




  もう会えない人に
  会えるような気がして
  見あげる 空

  きっと会える人を
  待ち焦がれながら
  見あげる 空

  ──また、いつか

  その日まで
  笑顔で暮らそうと
  私が私と やくそく





by mizuki-100 | 2009-01-02 18:35 | すみれ色の午後

敬虔な空



  柿の木にのぼって
  夕焼け空を眺めていた 少女の頃

  敬虔な気持ちで
  暮れゆく空を見つめていた
  敬虔という言葉の 意味さえ知らずに

  夕暮れのリビングで
  コトコトと大根を焚きながら 今

  敬虔な気持ちで
  暮れゆく空を見つめている  
  敬虔という言葉を 心でなぞるように

  あのころも いまも
  わたしは なんにも変わっていなくて
  わたしはずっと わたしなんだ
  と 思いながら





by mizuki-100 | 2009-01-02 10:27 | すみれ色の午後