敬虔な空



  柿の木にのぼって
  夕焼け空を眺めていた 少女の頃

  敬虔な気持ちで
  暮れゆく空を見つめていた
  敬虔という言葉の 意味さえ知らずに

  夕暮れのリビングで
  コトコトと大根を焚きながら 今

  敬虔な気持ちで
  暮れゆく空を見つめている  
  敬虔という言葉を 心でなぞるように

  あのころも いまも
  わたしは なんにも変わっていなくて
  わたしはずっと わたしなんだ
  と 思いながら





by mizuki-100 | 2009-01-02 10:27 | すみれ色の午後
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